URGENT Challenge 2026 の Track 1 で第2位を獲得しましたNew!!
2025-12-26
当研究室から参加したチームが、「Speech Enhancement (音声強調)」の国際的なコンペティションである The ICASSP 2026 URGENT Challenge (URGENT Challenge 2026) の Track 1 (Speech Enhancement) において、第2位を獲得しました。
【論文紹介】FUSE: A Hybrid Speech Enhancement System for Real-World Noisy EnvironmentsNew!!
2025-12-26
騒音の大きな場所で、電話に出ようとしているところを想像してみてください。
そのような環境でも、通話の相手は、あなたが何を喋っているか理解してくれるでしょう。しかし、録音して後から聞き返してみると、とても酷い音になっているはずです。背景の音がうるさいですし、聞き取りにくい単語があり、音が変に歪んでいるかもしれません。“Speech Enhancement (音声強調)” の目的は、そのような音を、コンピュータによって綺麗にする (clean up) ことです。
私たちは、様々な言語や、多様なノイズに対応し、さらに、低品質な録音にも対応できる「ユニバーサル」な音声強調を行うことを目標に、「FUSE」というシステムを開発しました。今年6月にオランダのロッテルダムで開催された国際会議 Interspeech 2025 の URGENT 2025 Challenge に参加したこのシステムは、総合で3位となり、リスニング品質でトップレベルの成績を納めました。

