プリンストン大学 交換留学報告 第一回
プリンストン大学のJia Deng教授が主宰するVision & Learning Labに、本研究室から4人の学生が交換留学生として、6月から8月の間に派遣されました。滞在中の経験などについて、リレー形式で全3回に分けて報告していきます。第一回は修士1年の吉川が滞在中の生活や、街の様子などについて説明します。
プリンストン大学はアメリカのニュージャージー州(ニューヨーク州から車で1時間強)にある私立大学で、アメリカ北東部の名門私立大学群である、アイビーリーグの一つに数えられます。JiaDeng研究室は、ImageNetやInifiniGenなどで知られる、画像認識系の有名な研究室です。私は7月からの1ヶ月間、研究室に滞在しました。研究室はFriend Centerという場所の2階にありました。
Friend Center
研究室で専用のデスクを与えてもらい、1ヶ月そこで研究をしていました。研究室でのスケジュールとしては、週一回研究室のメンバーで全体ミーティングがありました。それ以外の時間は基本的に私は一人で作業していました。私は修士に入ってから研究テーマを3D系に切り替えたので、研究室滞在中も文献調査や、手法の実装例の検証などを行いつつ、席が近かった学生と時折議論をしたり、教えてもらったりしながら、テーマ固めに取り組んでいました。午前中に研究室に出かけ、夕方に帰る生活を基本的に繰り返していました。
私は滞在中、Friend Centerから徒歩10分弱の場所の部屋を借りて住んでいました。大学の寮に入るという選択肢もありましたが、寮に入る場合はミールプラン(寮に住む学生が事前購入する必要がある、食堂で食事をするための回数券)を購入する必要があるなどの制約があり、私を含め今回交換留学に参加した学生は、プリンストン大学が公認で運営しているサイトを利用して大学周辺で1ヶ月住める部屋を各自で見つけました。私が入居した部屋は、大家さんが所有している家の空き部屋で、トイレや風呂場、キッチンは他に入居している学生と共用でした。1ヶ月のみの滞在でしたが、大家さんにはとてもよくしていただき、休みの日に少し遠くのスーパーまで車で連れて行ってもらうなどもしました。
滞在していた7月の間は、セメスター期間中ではなかったので、学部生はあまりキャンパスにいませんでしたが、体育館などの大学内施設は夏季期間も利用できました。
Princetonの体育館、DillonGym。
大学はプリンストンの街の中にあり、キャンパス周辺は街の人たちがたくさん歩いていました。ご飯を食べる場所もたくさんあり、昼ごはんを食べに研究室から街まで出たことも何回かありました。私のお気に入りは、大きな通りにあるProofというピザ屋さんで、週一回のペースで通っていました。
Proofのピザ。一枚で十分お腹いっぱいになります。
このように異国の街での生活を楽しみつつ、研究に勤しむ充実した留学生活を過ごしました。